ネットカフェのパソコンが広告媒体に?

大日本印刷は2007年02月26日のプレスリリースで、ネットカフェに設置された多数のパソコンを広告媒体として利用するユニークな広告の新サービスを、2007年4月より、開始すると発表しました。

全国に約3000店(2005年)展開するネットカフェ市場に、 店内の多数のパソコンを統一的にコントロールして広告用の媒体とし、利用者向けに訴求効果の高い広告を配信するシステムを開発(大日本印刷オリジナルのPCグリッドシステム『AD-POWERsR(エイディーパワーズ)』を応用した広告配信サービスです)。このサービスは、LANに接続されたすべてのパソコンをコントロールし、個室などで利用するパソコン画面上の細長いウィンドウに、個別に広告や店舗メッセージを配信するというものです。


すでに、2007年2月24日から、複合カフェ・アプレシオの「銀座店」、「ららぽーと豊洲店」、「新宿ハイジア店」、「八王子店」、「東陽町店」で、本サービスの実証実験を行い、実験後、アプレシオの全国90店舗に順次展開する予定とのこと。なお、この実験には、広告主として15社が参加する予定。

2005年のネットカフェ市場規模が、全国3,000店舗、2000億円(日本複合カフェ協会 出典)に着目したユニークな新たな広告媒体の開発といえるでしょう。
しかも、ネットカフェの既存の設備を利用するので、新たな費用の負担がなく、広告収入を得ることが出来るメリットは大きいといえそうです。

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もし、このサービスがうまくいけば、パソコン教室等にもサービスを展開出来るかもしれません。そうなれば、多くのパソコン教室は新たな収入源を持つことになり、歓迎されるのではないかと思います。パソコン教室は企業が経営する比較的規模の大きいものは、生徒が少なくなっても、なんとかスケールメリットで乗り切ることが可能でも、個人で運営している小さな教室にとって、生徒が少なくなることは死活問題です。そこに新たな収入源が増えることになれば、パソコン教室にとって大いにメリットがあると考えられそうです。

さらに、コンピュータ専門学校、大学などにも、そのまま導入するのが無理でも、システムの応用次第では、新たな市場になる可能性もあります。

今回の大日本印刷が考え出した、既存の市場に新しい広告媒体を導入するというサービスは、私たち学術広告の世界に大いに参考になるような気がします。
新たな費用の負担がなく、既存のものを利用することで、新たな広告媒体を生み出すことは、いま、私たちに一番必要な考え方であり、柔軟な発想が求められているのではないかと痛切に感じました。




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