電子ペーパーの学術分野への応用
2006年12月15日に私のブログで取り上げた「電子ペーパー」ですが、新しいブログに再掲いたします。
以下前回のブログです。
紙のように扱える新しい電子メディア、「電子ペーパー」が注目されています。
その発端となったのは、2004年2月に松下電器産業がΣBookを読書用端末として発売。同年4月ソニーが同じく読書端末、リブリエを発売した。これがきっかけとなって電子ペーパーが注目されるようになりました。
この読書端末の発売を契機に、電子ペーパーに注目を浴びたことから、2004年を電子ペーパー元年といわれるようになったようです。
電子ペーパーとは、従来からある紙の長所の、「見やすさ」、「持ち運び安さ」、保存性と電子ディスプレーの長所、「書き換え可能」、「デジタル除法の結合」、「省資源」の両方の特性を併せ持つ表示媒体を目指したものです。さらに、電源を切っても表示が保持されるという長所があり、画面の書き換え時の消費電力も液晶ディスプレーと比較しても小さいのが特徴です。
電子ペーパーの応用分野としては、電子書籍、電子辞書、電子新聞、電子雑誌、PDA、ポスター・案内板、電子値札、POPデイスプレー、ICタグ、レストランメニュー、価格表示、
時計、携帯電話、電車時刻表、電車中吊り広告などがあり、その利用用途は広範囲におよびます。
また、将来的な応用分野として、PC、携帯電話などの情報端末と連携して動作する、
ペーパーライクディスプレイとしての利用です。
具体的には、小説、漫画、新聞、などを携帯電話などで取り込み、A4サイズまたは、B5サイズの電子ペーパーで読むというものです。
市場規模は電子ペーパ-元年(2004年)からわずか1年後(2005年)で約50億円、2006年では100億円と急激な伸びを達成。さらにカラー化が実現すれば、一気に市場が拡大すると予想され、本格化する2010年は1,300億円、2016年には2,090億円に達するとの観測もあります。
ところで、私たちの分野ではこの電子ペーパーはどのように応用できるのでしょうか?
その可能性を探ってみると、まず、学術団体の年次大会いわいる学会(総会)場や併設の展示会場などの案内板、スケジュール、パネルなどに利用できそうです。
また、学会抄録号を携帯、ノートパソコンなどからUSBなどの外部記憶装置にダウンロードしたものを
電子ペーパーディスプレイで読むことが出来るようになる。
勿論、学会要旨集だけではなく、論文集などにも応用出来ますし、現状では電子ジャーナルはPCが無ければ読むことが出来ないという問題がありますが、この電子ジャーナルをUSBなどにダウンロードして
電子ペーパーディスプレイで読むことが可能となれば、いつでもどこでも、読むことが出来る、しかも紙に出力して持ち歩くのとなんら遜色のないものとなりそうです。
なぜなら、電子ペーパーディスプレイはとても薄く、折り曲げることも可能になるからです。
問題は私たちの本業である、広告はどうするのか?という点です。
どこに、どのように広告を掲載するのか?
むしろ電子ペーパーディスプレーそのものをクライアントが研究者に配布する方がよいのか?
今後の電子ペーパーの開発動向を見守りながら、広告媒体としての応用を考えるべきか?
以上
あれからわずか3ヶ月もたたないというのに、技術の進歩は早いもので、2月10日付「日経産業新聞」に
ソフトバンクテレコム、日立製作所、富士通が共同で、無線LAN受信電子ペーパーを開発したという記事が掲載されました。
記事によれば、外食、小売店が電子ペーパーにメニューを紹介、との用途例が示されていました。
具体的には、コンテンツを流す時間を決めておき、日替わり、季節限定メニューを無線LAN基地局から
ネット配信をするというものです。さらに電子ペーパーには読むための認証機能が搭載されてます。
今のところ、電子ペーパーを固定し、掲示板のような、使い方を検討しているようですが、電子ペーパーの使い勝っての良さを本当に体感するには、当然のことながら、電子ペーパーを持ち歩くことことで、無線LANと結びつけてしまえば、いつでもどこでも見ることが可能になり、読者は一気に拡がる可能性があります。
当然のことながら、学会等の抄録を必要な論文のみ電子ペーパーにして持ち歩き、学会場で論文発表を電子ペーパーで確認したり、見ながら聞くことが可能になるではないか?
こうしたことが、技術的に解決されれば学術分野での電子ペーパーの応用はかなりあるのではないかと、考えられます。
また、学術分野へ積極的な関与を示すGoogleは無線LANへの取り組みに積極的ですから、出版社等と共同で電子書籍配信を考えたり、図書館と共同で、電子ペーパーに書籍の内容を取り込み、本と同じように借りることが可能になるかもしれない?思いました。
電子ペーパーに取り込む情報量を増やすことが可能になれば、このようなことも全く実現可能な話ではないのではないかと思います。
おっと、広告屋として、私はこの媒体(電子ペーパー)を学術的に応用するだけではなく、広告媒体として考えなければならなかった・・・・。
でも、とりあえず、学会発表等の場で実際に使われなければ、広告まではたどり着けないハナシだ!
もっともっと開発がすすみ、値段が下がれば、私の夢も現実になるかも・・・・
一日も早くそうなることを願いながら。。。。