Googleは電子ブック市場を変えられか?

Googleが電子ブック販売ビジネスへ参入する?とのニュースが、6月1日(米国時間)『New York Times』が報道しました。報道によれば、ニューヨークで開催された、BookExpo2009の来場者に向けて、電子書籍販売参入の意向を表明したとのことです。

今回のGoogleが発表した電子ブックの販売の最大の特長は、業界最大のライバルである
アマゾンが、電子ブックリーダー「Kindle」を通して販売しているのに対し、Googleは
インターネットに接続できる任意のデバイスに対応した電子ブック販売を考えているようです。

この点について、スマートフォンなどによるダウンロードで電子ブックを読むのは、画面が
小さいので長時間の読書には不向きであるとの懸念を指摘されています。

しかし、Googleは今回の電子ブック参入について、「パートナー出版社の書籍に対する、オンライン・アクセス権をユーザーが購入するという書籍の新しい販売方法を、年末までに提供することを目指している」と、表明し、具体的には、「Google Books Partner Program」というポータルサイトを通して、電子ブックを販売しょうとしているのです。ユーザーは、「Google Checkout」を使って料金を支払う事が出来、書籍をオンラインで全部読む事が可能という訳です。

すでに、Googleブック検索のサービスにおいて、出版社、著者との間で訴訟問題を和解したことで、電子ブック販売販売を後押ししていると見ることが出来ます。

問題は電子ブックの価格です。
現在、アマゾンはハードカバーの新刊を26ドル程度で販売、電子ブックを1冊約10ドルで販売しています。
一方Googleのパートナー出版社が設定する、電子ブックの価格はアマゾンより高くなる可能性があり、果たしてGoogleの新しい電子ブック販売がユーザーにどこまで受け入れられるか?という点にあります。

とはいうものの、今回Googleが発表した、新しい書籍の販売方法は、従来の考え方とは
全く違ったものであり、インターネットに接続できるあらゆるデバイスで書籍を読むことが
出来るという、画期的なシステムは革新的であるばかりでなく、従来ニッチ市場といわれていた、「電子ブック」市場が一気に大きな市場へと変貌する可能性がある点において、
非常に魅力的だと云わざるを得ません。
今後の動きに期待したいと思います。





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